麻雀日本一決定戦開催

 2016/7/31up

 2016年7月28日、突如「第一回麻雀プロ団体日本一決定戦」の開催が発表されました(「AbemaTV」で中継予定)。それも8月11日から。もうすぐじゃん。なお、同日は平日かと思いきや、今年から始まる「山の日」でしたね。ただしその他の日程は8/25(木)、9/13(火)、9/25(日)と平日が目立ちます。ただしこれは、おそらくは急遽日程が決まったということで、対局が立て込む土日をこれ以上確保できなかったと考えるべきでしょう。やむを得ないことです。

 実は詳しい内容は不明ながら「連盟を加えた各団体の体協の準備が着々と進んでいるらしいよ」という話は聞いていたのです。しかし、私の予想よりはるかに早く、準備していた2本のコラムが公開不可に陥ってしまうほどの衝撃です(要は「各団体協力しろよ」という内容のコラムであるため)。

 今は各団体の統一とか雪解けとか、そういう大きな話は置いておいたほうが良さそうな気がします。まずはいち麻雀ファンとして、素直に「どの団体が一番強いのか」という対決を楽しもうと思います。4団体から8名ずつのプロが参戦し、各自16戦戦います。

 賞金総額1,000万円(優勝団体に700万円)はすごすぎます。囲碁・将棋から見れば大した金額ではないのですが、麻雀では過去最高では? なにしろ、鳳凰や最高位といった各団体最高峰のタイトル戦ですら、優勝賞金は100〜120万円程度です。個人ではなく団体に支払われるとはいえ、今回の賞金額はマジですごいです。サイバーエージェントの藤田晋社長には感謝しないといけません。

 今年は諸事情により麻将連合が不参加ですが、来年は参加予定なのだとか。参加メンバーは以下の通り。全て2016年7月31日現在です。また、いつも通り主な実績にはモンド杯・麻雀最強戦・天空麻雀・チャンピオンズリーグの優勝などは含みません。所属リーグのピンク背景は、各団体の最高リーグに所属していることを示します。

日本プロ麻雀連盟

 荒正義・前原雄大の両ベテランを外してきました。過去の実績+若さで勝負をかけるつもりなのでしょう…いや、「そんなに若くないだろ」というご指摘はごもっともですが、連盟の中では若手だと思います。
名前 所属リーグ 主な実績
勝又健志 鳳凰 第32期鳳凰位(2016年)
藤崎智 A1 第30期鳳凰位(2014年)、第16期十段位(1999年)
瀬戸熊直樹 A1 第26・27・29期鳳凰位(2009・10・12年)、第28〜30期十段位(2011〜13年)、第14期發王位(2005年)
内川幸太郎 A2 なし
猿川真寿 A2 第17期マスターズ(2008年)
佐々木寿人 B1 なし
白鳥翔 A2 第24・25期マスターズ(2015・16年)
前田直哉 A1 第31期鳳凰位(2015年)

最高位戦日本プロ麻雀協会

 第38期最高位(2013年)の新井啓文や、最高位通算2期の張敏賢、実績十分の土田浩翔が外れました。どちらかといえば、現在の実力を最重要視した布陣です。平賀は最高位の決定戦に進出しそうな勢いがあります。
名前 所属リーグ 主な実績
近藤誠一 最高位 第37・40期最高位(2012・15年)
石井一馬 B1 第10期最高位戦Classic(2015年)、第41期王位(2015年)、第21期マスターズ(2012年)
金子正輝 第9・11・12・24期最高位(1984・86・87・99年)、第10期八翔位(1993年)
第10期名翔位(1999年)、第21〜23期名人(1990〜92年)
平賀聡彦 なし
村上淳 第35・39期最高位(2010、14年)、第5・9期最高位戦Classic(2010・14年)
石橋伸洋 第36期最高位(2011年)、第19期發王位(2009年)
水巻渉 B1 第17・22・23期發王位(2007・12・13年)、第10期マスターズ(2001年)
佐藤聖誠 第20・21期發王位(2010・11年)

日本プロ麻雀協会

 実力も話題性も十分の渋川難波・矢島亨といったあたりを外してきました。金太賢は主力タイトルこそないものの、雀王決定戦の常連です。ようやく雀王を獲得した木原は実力が非常に高いだけに期待。
名前 所属リーグ 主な実績
木原浩一 雀王 第14期雀王(2015年)、第8期最高位戦Classic(2013年)
鈴木たろう 第9・11〜13期雀王(2010・12〜14年)
伊達直樹 なし
金太賢 なし
鍛冶田良一 第4期雀王(2005年)、第1・2期雀竜位(2003・04年)
鈴木達也 第2・6・8・10期雀王(2003・07・09・11年)
小倉孝 第7期雀王(2008年)、第3・4期雀竜位(2005・06年)
吉田基成 B1 第6・14期雀竜位(2008・16年)

RMU

 A級以上のライセンスを持つプロの中で、藤中慎一郎(元連盟)だけが唯一外れました。最近調子が悪いということなのかもしれません。岡澤はかなり前に生で対局を見たことがあります。まだお元気で、このような大舞台に出場されて個人的に嬉しいです。
名前 ライセンス 主な実績
阿部孝則 第2期RMUリーグ優勝(2010年)、第1期オープンリーグ優勝(2005年)、
第19〜21期鳳凰位(2002〜04年)、第15期マスターズ(2006年)
多井隆晴 SS 第1・3・6期RMUリーグ優勝(2009・11・14年)、第5期RMUクラウン優勝(2011年)、
第7・9期オープンリーグ優勝(2011・13年)、第31期王位(2005年)
河野高志 第5期RMUリーグ優勝(2013年)、第8・9期RMUクラウン優勝(2014・15年)
第19〜21期十段位(2002〜04年)、第6・7期マスターズ(1997・98年)
谷井茂文 第4期RMUリーグ優勝(2012年)
岡澤和洋 第7期RMUクラウン優勝(2013年)
松ヶ瀬隆弥 第7期最高位戦Classic(2012年)
江澤陽一 第6期オープンリーグ優勝(2010年)
岸部智彦 なし

 この大会の優勝者はかなり名前が売れそうですね(当サイトのトップページにも記載しようかなぁ)。申し訳ないのですが、各団体内の最高峰のタイトル戦で連覇するよりも大きなインパクトがあると思います。だから私は麻雀団体はできるだけ統一してほしいと以前より書き続けているのです。

 政治の世界でも、自民党や旧民主党からアメーバのような分裂を繰り返し、小政党が乱立しています。「それぞれ政策が少しずつ違うんだから仕方ないじゃないか」というのは分からぬではありませんが、私を含め有権者は10以上もある政党の特徴など覚えきれません。

 麻雀でも然り。各団体のタイトル戦を全部観戦するのは(時間の重複もあるので)まず不可能ですが、こういう日本一決定戦を開催してくれれば、これひとつだけを視聴するという選択肢もできるわけです。非常にありがたいことです。ただ…平日の対局は社会人には観戦困難です(泣) 仮に夜間だとしても、翌日の仕事に支障が出るので最後まで視聴するのはなかなか難しいです。若い頃のように「徹マンしてそのまま学校に直行!」とはいきません。ま、それは来年以降の課題ということで…。とにかくとても楽しみにしています。

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