森山茂和新会長3

 2013/12/25up

 またしても十段戦の堀内プロの失格騒動という「不祥事」を引き起こした連盟。この騒動の説明をしたのは森山会長でしたが、自分の雀風と相容れない堀内の失格を決断したのは、やはり森山なのでしょうか。

 当サイト開設後、一番最初にお問い合わせいただいたのは、なんと外国の方でした。当サイトをリンクさせてほしいとの申し出だったので私は快諾したのですが、その方のサイトでも十段戦の失格騒動が紹介されています。ここではリンクを貼りませんが、英語を翻訳すると「堀内がボスに嫌われていることはよく知られている。この事件は、おそらく彼を排除するための言い訳である。もし彼らが本当に(三味線で)失格だと考えているとするなら、それはあまりに残酷なことだ」という具合に書かれています。

 言うまでもなく、「ボス」とは森山のことです。海外にまで大恥をさらす連盟と森山。これ以上、日本の麻雀が悪く言われるのは、本当に勘弁してもらいたいものです。日本の麻雀は世界にはない、素晴らしい文化だと思うのですが、最大のプロ麻雀団体がこの体たらくではどうしようもありません。

 さて、「三国志演義」で、こんな有名なシーンがあります。
 劉備(りゅうび)に仕官したホウ統(ほうとう)という人物がいましたが、ホウ統の風貌を嫌った劉備は田舎の県令に任じてしまいます。ホウ統は酒ばかり飲んで仕事をせず、激怒した劉備は義弟の張飛(ちょうひ)を視察に向かわせました。大の酒好きで酒による失敗が数えきれない張飛は「酒ばかり飲んで職務怠慢とは何事だ!」とホウ統を怒鳴りつけます。するとホウ統は才能を発揮し、約100日分溜まった仕事をわずか1日で片付け、張飛の報告を受けた劉備はホウ統を重用したのでした。(※ホウ統の「ホウ」の漢字は文字化けの恐れがあるため、カタカナとしています)

 酒癖の悪い張飛が、酒びたりのホウ統を叱りつけるという愉快なシーンです。そういえば、麻雀界でも最近似た出来事がありましたね。対局中のマナーが最悪なことで有名な森山が、堀内のちょっと力が入ってしまった打牌に難癖をつけて失格処分にしたのです。もちろんこれは不愉快極まりないシーンでした。

 プロとしての実績に乏しい森山の名前を上げたものに「アトミックリーチ」なるものがあります。左手で捨て牌を押さえ、右手で割れんばかりの強打をしてリーチをかけるという馬鹿げた行為です。こんなことを一般の雀荘でやったら出禁(出入り禁止)になること間違いなしです。実力がないからパフォーマンスで目立とうと考えたのでしょう。

 そもそも「アトミック」というネーミングもふざけたものです。もともとの語源は「原子爆弾」から来ているそうですが、いまだに多数いらっしゃる原爆の被害者に対する配慮は何もないのでしょうか。また、2011年3月の忌まわしい東日本大震災における原発事故が起こった後も、このくだらないネーミングをやめようとしません。

 このネーミングはマスコミなどが勝手につけたものではなく、自ら好んでつけているものです。それは「森山茂和のアトミック麻雀講座」というふざけた名前の動画を配信していることから考えても明らかです。

 百歩譲って、リーチに対して危険牌を勝負するときに、思わず力が入ってしまうのは良しとしましょう。しかし森山は、第一打からバシバシ無意味な強打をしますし、テレビ対局でどうでもいい場面で強打して牌山を崩したこともあります。このような行為は仏様にも擁護のしようがないでしょう。あまつさえ、自分のことを棚に上げて堀内の失格処分を決めるのですから、非難されて当然です。

 動画サイトを貼り付けるという行為はあまり私は好まないのですが、こうなっては仕方がありません。森山のマナーがどれだけ悪いか、映像をご覧いただくことにしましょう。

 

 一度河に触れて指も離れた捨て牌を手の中に戻し、別の牌を捨てるというプロとして恥ずかしい行為をした動画。テレビ対局で堂々とルール違反をやってのけたのです。将棋の加藤一二三九段が同様にテレビ対局で、一度指が離れてから指し直すという「待った」をして翌年の同棋戦の出場停止と罰金を命じられたことがありますが、森山には何の処分もありません。

 

 アマチュアを相手に「アトミックリーチ」で恫喝。おそらくネット麻雀ばかり打っているのか、牌を扱う手もおぼつかないようなアマチュアを相手にバシバシ強打とは、プロの風上にも置けない恥ずかしい行為です。彼がこれを自分では全く恥ずかしいと思わない人間なのが問題なのでしょうけど。

 これがプロの数だけは最も多い、日本プロ麻雀連盟の3代目会長の姿です。アマチュアの模範となるマナーなど持ち合わせず、教養も見識も被災者に対する配慮も何もありません。堀内を失格にする資格がどこにあるのでしょうか。堀内が十段戦失格なら、森山はプロ雀士失格です。

HOME