天鳳位vs連盟プロ Part2

 2016/4/23up

 「前回」の続きです。表題は今回から、公式発表に従い変更しました。少し前に、連盟vs天鳳位の対局の詳細が明らかになりました。まずは出場メンバーと日程は以下の通り。最強位やチャンピオンズリーグ優勝は主要タイトル獲得実績に含まれるはずがありませんが、ここは公式発表のデータに従います。

<連盟側>

  • 勝又健志(第32期鳳凰位)
  • 前田直哉(第31期鳳凰位/最強位)
  • 瀬戸熊直樹(第26・27・29期鳳凰位)
  • 藤崎智(第30期鳳凰位)
  • 佐々木寿人(第10期チャンピオンズリーグ優勝)
  • <天鳳側>
  • ASAPIN(初代天鳳位)
  • 独歩(3代目天鳳位)
  • すずめクレイジー(4代目天鳳位)
  • かにマジン(8代目天鳳位)
  • 就活生@川村軍団(9代目天鳳位)
  • <日程>

  • 2016年05月07日(土)予選第1節 1〜5回戦
  • 2016年06月05日(日)予選第2節 6〜10回戦
  • 2016年07月03日(日)予選第3節 11〜15回戦
  • 2016年08月13日(土)予選第4節 16〜20回戦
  • 2016年09月22日(木祝)プレーオフ 1〜4回戦
  • 2016年10月23日(日) 決勝 1〜5回戦(予選のポイントを持ち越さない)
  •  感想として、連盟のほうは頑張った人選だと思います。さすがに荒正義プロは出てきませんでしたが、瀬戸熊プロを出すのはなかなかの英断です。「天鳳側に対して失礼のない人選をする」という言葉の通りだと思います。ヒサトプロは鳳凰どころか4大タイトルを一度も取ったことがないとはいえ、知名度は高いし一発勝負にはめっぽう強いので、私は良い人選だと認識しています。注目度を高めるという観点からも。

     3年かけてやるという点について発表があり、1年ずつ3人の優勝者を決める方式だそうです。今年は天鳳ルールとのこと。う〜ん、これはどうでしょう。初年度はそこそこ盛り上がって、2年度目以降は尻すぼみになっていく可能性が高そうですね。

     それから対局数が思ったより少ないのもガッカリ。各選手予選で半荘8回を戦うということは、モンド杯とほぼ変わりません。少なくとも「一番強い人を決める対局」という感じではなくなりました。天鳳のネット対局を採用すれば、1日半荘10回はできるんじゃないですかねえ。トビもありますので。プロのリアル対局は、なんだかんだで半荘1回に平気で1時間以上かける超スローペースですから。特に盲牌をするプロがいるとテンポが非常に悪くなりますが、今回は幸い、いなさそうです。

     短期決戦なので優勝予想というのもなかなか難しいわけですが、リアル対局なので天鳳側の圧勝…のようなことにはならないでしょう。むしろ、私は3年で連盟の2勝1敗くらいではないか、と予想しています。もし天鳳でのネット対局なら天鳳位様の圧勝だと思うのですが。

     思ったより連盟が良い人選をしたとはいえ、私は生視聴することはないでしょう。1日半荘5回ということは、おそらく8〜10時間くらいの長丁場になるはずです。私くらいの年齢になると、こんなものを長時間見てたら途中で寝てしまいそうです…。これを執筆している時点で、2週間近く天鳳の対局をしていないので、できるだけ対局に時間を充てたいと思っています。牌譜を無料で見られればいいのですが。

     生視聴する方は、解説に森山茂和プロが来てしまうという点にご注意ください。現在の発表では、解説者は天鳳位のほか、連盟側は森山プロや白鳥翔プロらが担当するようです。「森山プロがいない回だけ見る」というのも賢明な選択でしょう。

    HOME