2025年4月27日の天鳳日記
<CLSさんとの対戦2>

 前回の記事で天鳳位のCLSさんとの対戦をお伝えしたばかりですが、その後すぐに再戦の機会を得ました。おまけに十段の方まで加わり、豪華な卓となってしまったのです。

 まずは私の視点から。東1局、何を切りますか?


 愚形が多いうえにドラも手役も何もない手牌、実戦ではを切ったのですが、仮ににくっついたところで安手に変わりありません。こういう手は素直に打で1シャンテンに取るのが正解です。

 私がテンコシャンコしているところに、CLSさんがこんな手牌に。


 捨て牌を見るとお分かりの通り、実は5巡目までに二度もアガリ逃しをしています(手順に間違いはないのですが)。私ならアガっていますが、たしかにフリテンリーチも有力な手牌。CLSさんは打でタンヤオ確定のリーチをかけていますが、かけるなら打ではないでしょうか。が3枚切れていますし、がとてもツモれそうに見えるからです(実際には山に3枚)。

 結果はCLSさんが打のリーチならで和了だったのですがまたもアガリ逃し、フリテンリーチどうしの対決を私が制しました。裏ドラも乗せて5,200点です。


 東3局、この手牌で何を切りますか?


 CLSさんはツモ切り。しかし受け入れ枚数で言えば、打は5種15枚、これに対し打は7種18枚です。は3枚飛んでいますが、打牌には影響しないはず。これは天鳳位様のミス…かな? しかし次巡を引いてリーチなので、結果的にはどちらを切っても同じでした。

 東4局、CLSさんがをポンしたところ。ドラはですが、さてのどちらを切りますか?


 CLSさんはドラの切り。当然の一打ですね。鳳凰卓ではドラとのシャンポンなど、まず出てきません。ハネ満から満貫に点数を落としてでも、ツモりやすい待ちに受けるのが基本です。ちなみにシャンポンだと山に1枚、リャンメンだと山に4枚なので、その差は歴然ですね。

 そんなCLSさんの仕掛けを受けていた私の手牌。上家から出たは鳴きますか?


 これは鉄チーですね。テストに出ます。対面のCLSさんは混一色模様(実際は違いますが)で親満が見えています。振ったらヤバそうなのは分かりますが、ここでベタオリに入るのはまだ早いのです。をチーして現物のドラを切れば、かチャンタでのアガリが見込めるではありませんか。

 すると実戦では以下の感じで1,000点でのキックに成功してしまいました。ただ守るだけではなく、相手のチャンス手を潰すこともやらないと鳳凰卓では勝てません(エッヘン)。


 さてオーラス。CLSさんの親ですが、下家から早いリーチがかかっています。上家から切られたはチーしますか?


 CLSさんはチーして、前巡に通した切り。放銃すればラス転落の危険性もありますが、お構いなし。強い。それでは以下のはどうしますか?


 確たる安牌がないとはいえ、CLSさんはもプッシュ。その後もバシバシ危険牌を強打した結果、2,000点を振り込んでしまいました。しかし裏ドラは乗らずギリギリ2着。そして私は200点差のラスということに・・・。

 この半荘に関してはCLSさんの良いところをあまり書くことができませんでしたが、オーラスの力強い打ち方なんかは(結果は放銃とはいえ)非常に参考になるのではないでしょうか。CLSさんが天鳳に戻ってきたのなら、また打つ機会もきっとあることでしょう。



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