2019年11月19日の天鳳日記
<九段復帰>

 気のせいかもしれませんが、昇段にリーチをかけたときは必ずと言っていいほど一発で昇段しているような…。今回もトップを取って、意外なほどあっさり九段に復帰しました。


 九段になるとトップで+90ポイントなのに対し、ラスを引くとなんと−165ポイント! ラスを引いた時のダメージが八段以上にハンパありません。ちなみに前回八段に降段した時は、どちらかと言うと「放銃を怖がりすぎるな、強気に打て!」ってな方針でやられましたので、今回は今まで通り丁寧に打つつもりであります。

 さて九段復帰後のある日の手牌です。皆様は何を切りますか?


 対面からポンが入ってスピード勝負の様相ですが、私の手はメンツ手で進めるにはどう見ても重すぎる手牌。これはもうチートイツにする以外ありません。しかし現時点でトイツは3つだけ、あくまでも守備重視のチートイツです。そこで字牌や2枚切れのはひとまず温存し、場に高そうなピンズの切り。これが私の一打です。実際ピンズは上家に7枚、対面に5枚、下家に2枚持たれ、最も薄い色でした。

 私としてはごくごく当然の一打のつもりでいたのですが、ある人から「B型の一打」と評されました。ここは当然切りの一手だと。たしかにメンツ手の可能性も少しは残っていますけど、ここはメンツ手への未練は完全に断ち切ってもいいと思いますね。それよりチートイツと守備に都合の良い牌をできるだけ残したいところなのです。

 申し遅れました。私の血液型はB型です。そう聞いただけで馬鹿にする人がいますけど、金子正輝・安藤満・土田浩翔・多井隆晴・村上淳・鈴木たろうら錚々たるプロが顔を揃えます。麻雀漫画家の片山まさゆき先生もB型です。2018年度の第1回Mリーグの雀士で最も多かったのはB型なのであります。

 おっと忘れるとことでした。先ほどの手牌は、1枚もカブることなく9巡目にチートイツ・ドラ2・赤1をテンパイ。しかし上家の当たり牌であるタンキに待ち替え、結果は4人テンパイで流局でした。ちなみにメンツ手を目指していた場合、9巡目の時点でメンツゼロ、流局時点でも2メンツしかできておりません。やっぱり最初の手牌でメンツ手を目指すのは無理がありすぎるでしょう。

 そんなこんなで(?)、九段昇段後は絶好調。執筆時点で、トップ9回、2着0回、3着4回、ラス0回。2着とラスがないという極端な成績で快進撃が続いています。麻雀の調子自体も非常に良いですが、配牌・ツモに恵まれているというのもよーく感じております。偶然でもラッキーでも一瞬の輝きでも何でもいい、私のレーティングが2300の大台に乗り、4位になってしまったので思わずスクショを撮ってしまいました。


 しかし冷静に考えてみると、6位のお知らせ天鳳位は確変中の私とほぼ同じレーティング。つまり、長期間安定して高い実力をキープしてるってことですね。著書「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」のレベルが高いのもうなずけます。私はどう逆立ちしたって、ここまでレベルの高い著書は書けません。さあ、私はこのレーティングをどこまで維持できるでしょうか。



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