2023年9月15日の天鳳日記
<リーチ判断>

 東3局2本場、私は3着目で、ラス目の対面からリーチが入りましたが私もテンパイ。テンパイにとるか、とる場合はリーチかダマか、どうしますか?


 ここで現物のを切るのは、いくら天鳳でも弱気すぎます。はかなり通りそうなので押す一手。実戦ではリーチをかけましたが、ここはダマが勝りました。フラットな状況ならリーチもありですが、ラス目とカンチャン待ちで1対1の喧嘩をするのは割に合いません。ダマテンにしておいて、ひょっこりをツモればアガりますし、危険度の高い牌を引いたらオリるのが天鳳・雀魂などのラス回避ルールならではの打法になるでしょう。危険度の低い牌は押してテンパイを維持したいところです。


 というわけで、対面のリーチはドラ筋のノベタン待ちでした。振り込まなかっただけありがたいかもしれません。さて続く東4局、以下の図はタンピンドラドラのテンパイですがリーチしますか?


 トップと17,900点差のラス目。トップが偉い一般のルールならリーチで良いでしょう。しかし天鳳・雀魂などのラス回避ルールなら、私は切りのダマが良いと思います。ここで7,700点(一般のルールなら8,000点)をアガれば2着浮上で、この半荘をラスで終える確率が大幅に下がるからです。たしかにリーチをかければハネ満になる確率が上がり、期待値だけで考えれば最善なのですが、とりわけ天鳳・雀魂は期待値がすべてではありません。実戦では上家から7,700点を打ち取りました。

 続く南1局、またしてもテンパイしました。どちらを切って、リーチはかけますか?


 ドラがなので、さすがに切るのはで良いでしょう。これも一般のルールならトップを狙えるチャンス手なので、リーチが優位になると思います。しかしこれは天鳳なので、実戦ではダマテンにしました。この時点でアガリ牌のドラは3枚持たれて山には1枚しか残っていませんでしたが、同巡あっさり対面から出て5,200点を加点しました。もちろんリーチならこんな真ん中のドラは出ていなかったと思われます。

 続く南2局は親番。また私がテンパイしました。切る牌はしかありませんが、リーチしますか?


 実戦では気配を感じ取れていなかったのですが、実は上家は待ちのノベタンで、ダマの満貫をテンパイしていました。そして対面がソウズの一色手なので、いずれにせよ待ちのは簡単に場に出てこないでしょう。それを踏まえて、対面や早そうな上家を足止めするリーチをかけるべきか? というのが今回のテーマです。

 実戦ではここでもダマに構えました。リーチも無くはありませんが、ここはやはりダマテンが正解だと思います。正解だと思うのですが、結果がどうなったかと言いますと・・・。


 ダマの満貫に刺さってしまいました。クラゲに刺されるくらいの激痛で、トップをうかがう位置から再びラス争いに巻き込まれることに。そしてあえなく私は敗れ、この半荘をラスで終えることになってしまったのです。

 リーチ判断は勝敗を左右する重要な要素ですが、この半荘についてはリーチ判断に関しては間違ってなかった思うので、ラスですが気にしないことにしています。歴代天鳳位様からは異論があるかもしれませんが。



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