東1局で3,900点を放銃して迎えた東2局の親番。対面の早いリーチを受けてますが、何を切りますか?

ラス回避ルールでもトップが偉いルールでも、ここは
プッシュの一手ですね。現物の
を切るのは親番としては弱気すぎますし、ましてや通ってもいない
を切るのは誤打です。結果は私が追っかけリーチをかけて5,800(+1,000)点を対面から打ち取り、東1局の恨みを1.5倍にして返しました。
東2局1本場、またしても早いリーチを受けましたが、ここでは何を切るべきでしょうか?

マンズはほぼ通りそうで、逆にそれ以外はほぼ危険牌に見えます。
はどちらも危険度が高く、いくら親番でも2枚を押して追いつくのは難しそう。ということで実戦では打
で1シャンテンに取りませんでした。下家のリーチは
待ちのチートイツでした。
団子状態で南場に突入し、親リーチをかけている上家から
が切られました。
は通っていませんが、チーしますか?

実戦ではチーして
を押しました。
が4枚見えているので
待ちはなく、危険牌ではありますが放銃率15%くらいに見えます。AIに計算させたら全然違うかもしれませんが。リャンメン待ちの1,000点は思っているより強いんですよね。
ところが対面から追っかけリーチが入り、2人に通っていない
を引かされました。ここはどうしましょうか?

実戦では
を押して無事に通過し、1,000(+2,600)点をアガっています。しかし冷静に考えるとここは打
のほうがいいですね。
は対面にはスジですが、実は下家にも危険牌であり、もちろん親にもかなり危険だからです。実際にはリーチは2人とも
待ちで、下家は1シャンテン。結果オーライではありますが、これは反省しています。
僅差で南3局を迎えて、7巡目に対面からリーチを受けて一発で引かされたのが
ですが、これは押せますか?

ラス目のリーチというのが悩ましいところですが、通ってない数牌があまりに多いので実戦では打
で押しました。ここで私が強気に押せば、以下のような副賞もあるわけです。

トップ目の下家が上の図でスジの
を切って私に放銃。見ての通り対面のリーチはチャンタのペン
待ちなので、むしろオリていたほうが危なかったかも。ただし先ほどの図で打
でオリるのも悪くはありません。
オーラス、今度は下家の七段さんの手牌に切り替えてみましょう。私と並んでトップ目(頭ハネのため実質2着目)で、親リーチを受けました。一発でつかまされた
は切れるでしょうか?

ラス目の親リーチなのが怖いですね。もちろん
は危険牌ですが、本命ではありません。さらに、親満までなら振り込んでももう1局できるのでラス確定ではないのです。怖いですがここは打
が正解で、実戦でもそうしています。
結果は親がドラ
をアンカン、そしてリンシャンで
をツモアガリ。逆転サヨナラ満塁ホームランで幕を閉じ、私は同点ながら頭ハネで2着を確保しました。
八段・九段に復帰するには、押しすぎも引きすぎもご法度。ラス目のリーチや親リーチを過度に恐れてもいけません。こうして実戦譜をしっかりチェックして、自分の打ち筋を修正するのは大切なことです。