2025年10月12日の天鳳日記
<トップを取った半荘の反省>

 惨敗を喫した半荘は自分でも何が問題だったか分かっていることがほとんどなので、敢えて振り返らない場合も多いのですが、トップを取った半荘は気分が良いのでじっくりと反省をするようにしています。ということで、今日は私がトップを取った半荘を振り返ってみましょう。

 東1局、さて何を切る?


 実戦でも少考しましたが、たしかにこれは悩ましい。打牌候補はで、この4つならどれを切っても誤打とまでは言えません。なお、上図でペンチャンを落とす場合は外側から切るべきです。早そうな他家はまったく不在なので、安全度を意識する場面ではありません。例えばを切ってを引いた場合、敢えてフリテンターツのを残すのも有力だからです。

 実戦ではドラ2枚の手なのでストレートにを切ったのですが、タンヤオで動くことも視野に入れてのどちらかのほうが良かったような気がしています。ただし難しい手牌ではありますね。

 続く東2局の手牌。ここは何を切るべきでしょうか?


 これも少考しましたが、1,000点でも2,000点でもさほど変わらないので、実戦の打が正解のような気がします。ドラ表示牌のを延々と待ち続けて他家のリーチを受けるのは嫌ですから。結果的には次巡すぐにを暗刻にして待ちのテンパイを入れ、軽くアガることに成功しました。

 東4局、5巡目に親リーチが入ってその一発目ですが、何を切りますか?


 私も1シャンテンではありますが、クズ手の部類。トップ目の私がダンラスの親と闘う必要がありません。1枚切れのの安全度は高いですが、当たったときは親満以上になりがちなので、それすら切らずにの暗刻落としが正解です。実戦でもそうしましたが、集中力がないときはを切ってしまいそうですね。

 南2局、ラス目の北家からリーチが入りました。一発目に何を切りますか?


 もうこの手で復活しようなどと考えないほうが良いので、下家の現物でもあるは温存して打が正解。実戦では満貫をツモられましたが、無事に局を進めることに成功しました。

 オーラス1本場、私がトップ目とはいえ、前局で親が連チャンして差が縮まっています。このを鳴きますか?


 多分これ、天鳳位様の間でも見解が割れるんじゃないかなあと思います。私はポンしてを切りました。続いて以下のを鳴きますか?


 もちろんチーしましたが、打が良いですね。安全度の高いを抱えながら前に出ます。二度受けではありますが、そんなものは気にしません(本当はちょっと気になってましたが)。

 結果は次巡すぐにを引いて3メンチャンのテンパイ、その次巡にすぐツモ。


 他家は全く戦える態勢ではありませんでした。2着目が親で3着目とは大差があるので、このオーラスはトップ目(私)と2着目、3着目とラス目という2つの戦いです。こういう点数状況の時は、失点を気にするよりも前に出たほうが好結果を生みやすいと思います。

 振り返ってみると、全体的にツイていたこともありますが、A級ミスもなくよく打てていた半荘だったと思います。逆に他家のA級ミスに助けられた場面もありまして、それが以下の手牌。


 前巡に通したツモ切りで何の問題もないのですが、実戦では打で私への放銃となってしまいました。点数こそ2,900(+300)点と安いですが、私にとってはありがたいアガリでした。なんでを切ったんだろう・・・誤タップ(クリック)でしょうかね。



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