2015年11月29日の天鳳日記
<状況把握>

 牛歩戦術で、ようやくあと2勝で六段! というところまで登りつめてからの2連続ラス。内容的には1つのミスを除いて仕方のない展開だったので割り切るしかないのですが、自分の勝負弱さを嘆くばかりです。天鳳は一度ラスを引くとトップ1回では挽回できないのがつらいところです。

 そんなある日の対局。見ての通りダブリーがかかっていますが、さて何を切りますか?

 前巡通ったをもう1回切ると考えたアナタ! 大不正解です。以下の手牌で対面にピンフ三色ドラ1の7,700点+積み場300点の放銃となります(天鳳では30符4翻を満貫に切り上げません)。

 実は実戦でもDさんは切りで対面の私に放銃となっています。ダブリーはタンヤオ赤1の待ちである上に、この時点で山にはなんと7枚も残っていましたから、私が勝負せずベタオリしていればほぼ間違いなくツモられていたでしょう。

 私は前巡、三色になるを引いたのでドラ表示牌のを勝負しています。どう考えても、安全牌に窮して打ち出す牌ではありませんので、アンテナをしっかり張っていれば私に対する警戒もできていたと思います。なので、次巡高めのを引いてテンパイした私がノータイムで打ち出した切りも見落としたのでしょう。

 戻って問題図では、私は今通ったばかりの打ちしかあり得ないと思いますが、どうでしょう。私がと続けざまに危険牌を連打しているので、テンパイしていても全くおかしくないからです。ダブリーに向かっていくくらいだから、そこそこ高い手でリーチの現物待ちという可能性がけっこうあることも当然考慮に入れる必要があります。

 ちなみに実戦ではAさんが南3局時点で4万点超えのトップ目でしたが、オタ風のを鳴いて仕掛けている親のCさんに対し、ほぼリーチのみ濃厚ながら一応三色も少し狙える2シャンテンからドラのをあっさり鳴かせる大失態。のみならず、三色が消えてリーチのみ1シャンテン(一応ピンフ・イーペーコーの2シャンテンでもありますが)から親倍の放銃となり自ら転落していきました。

 先ほどダブリーのチャンス手を逃したCさんが大爆発してそのままフィニッシュ、私に三色を放銃したDさんはブットビ、私は2万点未満の持ち点ながら2位をキープしました。まるでジェットコースターのような忙しい半荘でしたが、こういう台風が吹き荒れるときに2位や3位で切り抜けるというのも大事なことだと思います。

 私も同じミスをしないように気を引き締めなければ…と思っていたのですが、別な日に下家のリーチに対して切ろうと思っていた隣の牌を切るという凡ミスをやらかし、しかもそれが満貫の放銃、おまけにその半荘ラスという悲劇に見舞われました。またしても遠のく六段。「福地誠先生だって八段から五段に落ちたこともあるんだ!」と無理やり言い聞かせるしかないですね。



1つ前の日記へ  天鳳日記トップに戻る HOME  1つ後の日記へ