2015年9月16日の天鳳日記
<3人に対する守り>

 四段を音速で駆け抜けた私ですが、五段で足踏みが続いています。これが偶然なのか不運なのか、それとも単なる実力なのか。もう少しすればきっと明らかになるでしょう。「四段の頃にツキすぎていたので、反動で不ヅキが来ている+これが私の実力」と自分では分析しています。以下も不運極まりない対局の手牌。対面・上家の親と立て続けにリーチがかかりました。南1局、トップ目の南家の私は何を切るべきか?

 そんな人はいないとは思いますが、ション牌のを切るととんでもないことになります。リーチ者ではなく下家に放銃、しかもメンホン・一通・赤1・ドラ2・の倍満で、涙が枯れるまで泣き続けなくてはいけなくなってしまいます。

 完全な共通安牌がない以上、捨て牌から読みを入れなくてはなりません。まず、上家の親は4巡目からツモ切りが続いて12巡目にようやくリーチ。その間にワンズを4枚ツモ切りしているので、ワンズは持ってないかメンツが完成している。待ちはリーチ宣言牌の周辺か、、またはあたりか。したがって、中スジのはかなりの高確率で通る。

 一方で対面の北家はここまで待ちを特定することはできません。ただすべてが手出しとなっており、の対子落としも入っているので、タンヤオかピンフ、あるいはその両方でしょう。両面待ちの可能性が高いか。

 以上を総合して、実戦での私はを打ちました。これはのノーチャンスでタンキ待ちしかあり得ないのでリーチ者にはかなり安全なのですが、実は下家が不気味で、七対子の仮テンが入っていてもおかしくないと読んでいたので、下家に対してあまり打ちたくない牌ではありました(下家とは何度か対戦して、地獄待ちを好むことを知っています)。次にの順に落としていく予定でした。

 実際には対面がカン待ちのタンヤオ赤1、親が待ちのピンフ・イーペーコーでした。うかつになど切らなくてよかったです。ちなみに対面は裏ドラが2枚乗っているので、一発で放銃すればハネ満です。

 下家が待ちのソウズのメンホンをテンパイしているのは予想外でした。1枚切れのを先に切ってが後から出てきていますから…。実戦ではこの後下家が追っかけリーチをかけ、一発で対面が放銃。一発・裏ドラもついて三倍満でブットビ。私は2位に転落してしまいましたとさ。ああ、なんとツイてないんでしょう。



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