2015年7月12日の天鳳日記
<オーラスの押し引き>

 鳳凰卓にいる強者は、「こういう時はこう打つ!」という手筋をしっかりと頭に叩き込み、正着打をほぼノータイムで打てるというイメージがあります。しかし天鳳四段の私程度の実力ですと、「本当にこれでいいのかな?」と思うことがしばしばあります。

 上記はオーラス、トップ目の私(親)の手牌。トップを争う対面(西家)からリーチがかかっていますが、が切られました。残り2巡という終盤でポンするか否か? 実戦での私はポンして切りでリーチに7,700点(+300点)の放銃となり、3着に転落して終了となりました。

 特上卓の順位ポイントは、トップ+75、2着+30、3着±0、ラスは段位により異なりますが、四段は−90です。2着と3着に大差がないという点がポイントです。また天鳳では、オーラス終了時点で全員3万点に満たない場合は西入となってしまいます。もちろん次の西1局で私がアガれるという保証はどこにもありません。

 つまり、オリれば最低2着を確保できる可能性は高いものの、トップ率が大きく低下します。また勝負した場合でも、満貫放銃までなら3着は確保できます。ラス目の上家に6,400点以上振り込むとラス転落ですが、すでにドラ3枚と赤ドラ1枚が見えており、テンパイ気配はありますがテンパイ料目当ての安手なのは明らか。形テンの可能性も十分あります。なので勝負して無事に通過すれば、リーチ者が切っている牌の両面待ちのため、残り巡目が少なくてもアガリが十分に見込めます。2着確保という点に旨味の少ない天鳳ルールのため、勝負したわけです。

 残りの巡目が少ないだけに、西入なしのルールであれば私もポンはせず、の対子落としでオリたと思います。ただ、これは天鳳のルールに合わせた打ち方なので、後悔はありません。もっとも、これが正着打であるかどうかは自信がありません…。



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