2015年7月19日の天鳳日記
<五段昇段>

 ハッキリ言って、配牌もツモも恵まれていました。全部が自分の実力だとは全く思いませんが、四段昇段から半荘22回で五段昇段を決めました。この間の成績は、トップ12回、2着2回、3着7回、ラス1回でした。三段の頃から通算して約1ヶ月、29半荘連続でラスを引かないという自分でも信じられない驚異的な快進撃っぷりでした。

 ただし、2着以上で四段昇段という肝心なところで30半荘ぶりのラスを引くなど、我ながら相変わらずの勝負弱さも見せました。また、最後の5回くらいはツキに陰りも見られ、リーチ合戦にことごとく敗れるなど苦しい戦いでした。ツイているうちに勝ちの貯金を作っておくのも大切な仕事と割り切ります。これからは、不ヅキの時に腐らずに丁寧に打つことを心掛けたいと思います。

 驚異的な勝ちっぷりでしたが、自分でも呆れる酷い誤打もありましたので、戒めの意味を込めてここに公開しようと思います。親の2巡目で以下のテンパイ。ツイているときの典型的な展開ですよね。

 いくら親とはいえ、2巡目でシャンポンのリーチのみはあり得ません。そこで切りのテンパイ崩し、次巡あっさりを引いて即リーチ、対面が2つ仕掛けて一歩も引かずに攻めてきたうえに11巡目までもつれましたが、なんとか2,900点のアガリとなりました。

 …まあ誰しもお気づきとは思いますが、切りは明らかな悪手で、ここは切りの一手です。このほうがツモでもピンフのテンパイになるからです。実戦では全く気づきませんでしたが、終了後に歯を磨きながら対局の反省をしているときに気づいて真っ青になりました。

 麻雀著書が有名なネマタ氏は、新しく作成したアカウントで、294戦で天鳳七段に達したそうです。私は202戦で五段。このままのペースを維持できればネマタ氏に並ぶ速度で昇段できますが、現実にはほぼ無理でしょう。今までができすぎだったのであり、しかも昇段するにつれてラスのマイナスポイントがどんどん大きくなっていくからです。スピードは気にせず、のびのびと今後も打って行こうと考えています。



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