2016年2月26日の天鳳日記
<防げるラスと防げないラス>

 麻雀の神様であろうと、100年後の最新コンピュータであろうと、以下に書いた半荘のラスは防げないでしょう。そう思いたい…!

東1局0本場:親の下家が10巡目にリーチ、12巡目に11,600点の和了。
東1局1本場:親の下家が6巡目にリーチ、7巡目に一発ツモ、6,000オール(+300点)。
東1局2本場:親の下家が3巡目にリーチ、対面がダマテンで1300・2600(+600点)のツモでリーチを蹴る。
東2局0本場:親の対面が15巡目にダマテンで4,000オールのツモ。
東2局1本場:上家が9巡目に先制リーチ、私も同巡に3メンチャンで追っかけリーチ。対面が上家に8,000点(+300点)の放銃。
東3局0本場:私が4巡目に先制リーチ、下家も同じ4巡目に追っかけリーチで一発ツモ。3000・6000。
東4局0本場:親の私が7巡目に鳴きを入れるが、下家が8巡目にリーチ。下家が1300・2600のツモ。
南1局0本場:親の下家が4巡目にリーチ。私も突っ張って10巡目に追っかけリーチをかけるも、私が2,900点の放銃。
南1局1本場:親の下家が3巡目に鳴き。次巡あっさり1,000オール(+300点)のツモ。私は残り800点の大ピンチ!
南1局2本場:上家が7巡目にリーチ。ノーテン罰符を払うとトビの私は危険牌の連打、無事流局で貴重な1,500点をゲット。
南2局3本場:下家が4巡目にリーチ。放銃したらほぼ飛び、ツモなら満貫まで耐えられるので仕方なくオリ。1人テンパイで流局。
南3局4本場:下家が6巡目にリーチ。4本場で持ち点1,300点しかないので、1000・2000でも飛び。やむを得ず勝負するが、あっさり5,200点(+1,200点)の放銃。私の飛びで終了。

 赤字で書いた通り、下家は6巡目以内に6回リーチをかけ、1回鳴きを入れて速攻を決めています。こんだけ早けりゃ、どうしようもないですよねぇ。どう牌譜を見直しても、私に勝ち目のない半荘でした。実に納得がいかん!

 気を取り直して別な日の対局。対面に四暗刻をツモられ、親かぶりを食らって私はラス目。そんな状況で迎えたのが下の手牌。下家の親からリーチがかかっていますが、私も追いついてテンパイ。さて何を切りますか。

 

 切りで待ちのメンタンピンで7,700点(天鳳では満貫に切り上げません)。むろんそれは百も承知ですが、ドラ表示牌のだけは死んでも切る気がありませんでした。ここで私は切りのリーチと打って出ます。の変則3メンチャンです(はドラ表示牌にめくれているのでありませんが)。結果は…。

 ご覧の通り、親はドラがらみのカン待ち。もし私が切っていれば裏ドラが乗って7,700点になるので、私はトビで終了になってしまうところでした。私のアガリ牌が山に5枚も残っていたのは単なる偶然ですが、この5,200点は手応えあり。勢いに乗って一時2着まで浮上しましたが、再逆転されて3着で終了。役満の親かぶりを食らって3着なら上出来でしょう。見事にラスを防ぎました。

 続いて以下の手牌。まだ東3局ですが混戦模様。トップ目の上家からリーチがかかったばかりのところですが、さて何を切るべきでしょうか?

 からの落としというのは考えられるところ。そこで実戦でも現物のをツモ切りしましたが、これは弱気な悪手でした。次巡を引かされ、どうせ現物もないからとツモ切りしたところ7,700点の放銃となってしまいました。

 実戦では対面が即を切っています。私がピンズの混一色模様の捨て牌なので、を強打した場合にを切ってくれたかどうかは微妙ですが、リーチの安全牌がだけなので、切ってくれた可能性も大です。もしアガっていれば3,900点+リーチ棒1,000点。7,700点の放銃とは、当然ながら圧倒的大差です。実戦ではこの放銃が痛く、ラスのまま終了していました。牌譜を見る限り、このラスは防げましたね。

 リャンメン待ちで自分が3,900点(+リーチ棒)でリーチ者が1人なら、多くの場合で勝負が得だと思います。リーチ者が良型待ちとは限りませんし、高い手とも限りません。おそらく自分が2,000点だとしても、リャンメンなら勝負が有利でしょう。このへんは人によって見解が分かれるところだと思いますが、私はこのように考えています。それを貫くことができなかったのが反省点です。



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