2016年7月2日の天鳳日記
<やっと六段昇段>

 2着以上で昇段という大事な一戦。数日前は同じ状況でラスを引いてしまいましたが、そこから2着、トップと巻き返してこれが2度目のチャレンジです。そういえば、2着以上で五段昇段という時にもラスを引いたことを思い出します。

 東1局、私の先制リーチに対して対面の親も追っかけリーチ。両者譲らずまもなく流局、放銃しなくてホッとしていたところ上家がをポンして形テンを入れてきました。「余計なことするな、この×××!」と乱暴な言葉を発した罰か、回ってきてしまったハイテイで私が引かされたのが。一通のペン待ちの親満を放銃。手痛い失点となってしまいました。

 東2局でも2,000点を放銃して非常に苦しい展開。東3局の私の親も苦しかったですが、なんとか愚形リーチの3,900点をアガリきってホッと一息。続く1本場ではメンタンピンリャンペーコー赤2の親倍を上家からアガってブットビ。ラスから一気にトップまで浮上。先ほど私にハイテイ牌を押し付けた恨みを「倍返し」して昇段を決めました。

 先月は3着を引きまくってラスはキッチリ逃れる展開が多かったですが、今月はご覧の通りラスも少し引いたもののトップと2着を量産。それにしましても、気が付くと五段昇段からいつの間にか1年近くもたってました…。五段から六段に上がるのに要した半荘数が364回というのは、果たして世間一般から見て早いのか遅いのか。それはよく分かりませんが、とりあえず早く鳳凰卓に行きたいです。私はまだスタートラインにすら立っていないわけですから。特上卓は、サッカーで言えばJ2ですよね・・・。

 六段になりますと、トップ+75、2着+30、3着±0は変わらずですが、ラスの時のポイントが−120になります。つまり、すべての順位を均等に取っていると降段してしまいますので、今まで以上にラスを引けなくなるわけです。

 さて。話は大きく変わりますが、酒を飲んで天鳳を打つなんて、私的には絶対あり得ないです(別に福地誠先生をdisっているわけではありませんが)。酔いの具合にもよりますが、泥酔状態ではまともな打牌ができないでしょう。飲酒運転も飲酒麻雀も、ロクな結果になりません。さて、東1、2局と連続流局で重苦しいスタートのある日の私の手牌。五段の頃の手牌ですが、皆様でしたら何を切りますか?

 「親も上家もテンパイしているとは限らないだろ。こんなのは切りの一手だ!」というのは、まさに飲酒運転の打牌。事故らないかもしれないけど、事故る可能性も非常に大きい危険な一打です。私も不調の時はを手拍子で打ってしまうのですが、好調の私は切りでオリることができました。

 まず対面の親は手出しでテンパイ気配。最低5,800点が確定、赤ドラ1枚あれば親満クラスなので、ピンフのみの1シャンテンから押すのは無謀です。上家の待ちは分かりませんが、ピンズが本線でマンズもありといったところ。の形だとすれば親が1回目に切ったを仕掛けていないのに2回目を仕掛けるのはおかしいですし、の形だとすればフリテンなのではかなりの安全牌です。

 実際にはこの時点で親はが必要牌の1シャンテン、上家は待ちの2,000点(+600点)なのでは通過していましたが、もしここで切っていればこの後さらに引かされるで放銃になっていた可能性が高いでしょう。この時点でを止めることに意義があると思います。ここで放銃を回避した結果、6万点の大トップを取ることができました。

 前述の通り、ラスを引けない六段。リーチに対してオリるのは誰でもできますが、ダマテンや仕掛けに対する守りが勝敗を分けるのだと考えています。…それで痛い目にあったから、六段昇段が大幅に遅れたわけですので。



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