2017年2月4日の天鳳日記
<十段・天鳳位との対戦>

 ある土日の朝7時台に天鳳を起動すると、鳳凰卓には8人…。つまり、たったの2卓しか立っていないという閑散ぶりでした。天鳳位を狙う人間は、夜中に鬼のように打ちまくって朝は遅く起きる。こういうリズムでなくてはいけないのですね・・・。私は社会人なので、生活リズムを崩さないよう心掛けていますから、夜中に天鳳を打つことはほとんどありません。

 だから福地先生と打ったこともありませんし、ASAPIN氏などの超有名な強豪とも同卓したことがあまりないのですが、ようやく十段様との2度目の対戦が実現しました。先日十段に復帰されたという、それなりに有名な方です。東4局、トップを奪い返した私が以下の手牌になりました。下家が十段の方で、ほかは私を含め3人が七段です。さて皆様は何を切りますか?

 下家が加カンした牌が新ドラになり、上家は守備を固めてきている状況です(対面は一時的に回線切断のためオートモード)。私はここでを勝負しました。が2枚切れているので三色同刻はなく、下家の手役はトイトイかファン牌で決まり。

 配牌からトイトイに決め打つケースは少ないので、が対子以上だとすると第一打が早すぎると読みました。もちろん例外はいくらでもありますが、「十段の方に勝つには守りを固めるだけではダメ、くらいは勝負しなくては話にならない」という気合も含まれています。

 ちなみにがともに4枚すべて見えているのにがション牌なので、は死んでも切るつもりはありませんでした。結果論ではありますがこの判断が良く、次巡即、をツモアガリ。三暗刻もついて3200オール(+600点)となり、トップ争いから頭2つくらい抜け出しました。

 なお、気になる下家の手牌は、でなんとノーテンでした。この後上家が怒涛の追い上げを見せて私を逆転、対面がぶっ飛び、私が2位、十段の方が3位という結果に終わっています。一応結果だけ見れば、私は十段の方相手に通算2勝0敗ということになりました。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 上記の対局の後、初めて天鳳位様と対局する機会を得ました。もちろん連盟との対局にも参加している強者です。残りは私を含めて七段が3人、天鳳位様は相手が弱くてホッと一息ついているでしょうが、私は気合入りまくりでした。…しかし、東1局でいきなり対面の七段が配牌で満貫1シャンテンをもらい受けてあっさりアガるなどまるで天運に恵まれず、ほとんど何もできずにジワジワと失点を重ねていきます。

 そんな状況で迎えたラス前の南3局、上家の天鳳位様が親。私は初めてとも言えるチャンス手をもらい、親のリーチに対しても突っ張っていきました。そして以下の手牌となります。

 ご覧のように私は、ラス目の天鳳位様の親リーチに対してを強打しています。待ちの本命ではないという読みもありますが、私もドラをポンして1シャンテンとはいえ十分な勝負手で、なおかつ安全牌らしきものもほとんど持ってないという事情がありました。

 1シャンテンを維持するならのいずれか。しかしが5枚見えているこの状況からは打の一手でしょう。親リーチはマンズが本命なので目をつぶって切りましたが…。あえなくロン!

 親の手牌は私と持ち持ちのがアタマの待ち、リーチドラ1赤1の手でしたが、ご丁寧に裏ドラが5枚も乗って私は余裕のドボンとなってしまいました。天鳳位様はギリギリ3着止まりですが、私にラスを押し付けて満足でしょう。

 ちなみに今回の手牌、安全牌が2枚以上あればオリが正解だと思います。しかし中スジのくらいしか安全めの牌はなく、仮に抜いても通るとは限りません。おまけに次に危険牌を引いたときに困るので勝負に出たわけです。以上、言い訳は終わりです。

 いや〜まるっきり勝負になりませんでした。こんなだらしないことをやってるから、七段は養分とか言われちゃうんですよね…。



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