2017年7月16日の天鳳日記
<十段・九段に囲まれて>

 私は八段ですが、先日の対局で十段1人と九段2人に囲まれました。むろん他の3人は「八段なんて雑魚、こいつにラスを押し付けよう」と考えていることでしょう。一寸の虫にも五分の魂、私も気合を入れて対局に臨みました。東1局は流局、迎えた東2局で以下の手牌。リーチがかかりましたが、何を切りますか?

 ここは当然の切り。1割くらいは七対子を見ますが、気持ちは9割オリです。実際にはペン待ちのリーチで、無事に流局となりました。お次は以下の手牌。東3局です。ここもリーチがかかっています。

 清々しいほどの安牌なし。普段ならより端に近い切りですが、ドラ筋であることを嫌ってを切ると「ロン」の声。3,900点で済んだのは不幸中の幸いでしたが、ドラ筋を気にしすぎるのは「昭和雀士」ってことなんですかねえ。続いて東4局の以下の手牌。皆様は何を切りますか?

 上家は露骨な混一色模様ですが、切りに違和感あり。のポンが入っているので、を必要牌として残していたとはあまり思えませんでした。むろんというような形からの切りもあり得ますが、はワンチャンスでもありますし、「そこまで仕上がっていたらゴメンナサイ」の心境でを強打! リーチしなければ上家からポロリとこぼれることも少しはあり得るので、もちろんダマです。

 実際の上家の手牌はで、私の読み以上にバラバラでした。しかし私の待ち牌であるもすでにカラで、結果はおとなしくしていた対面の十段様が上家からヤミテンで2千点をゲットしました。ステルスモモ?

 南3局にはドラ暗刻の勝負手を速攻で潰されるなど、十段・九段のスピードに私はタジタジでした。3着に終わりましたが、ラスを免れたことに満足するしかありません。

 それにしましても、一時的なものとはいえ、私のレーティングが50位以内に入ってきてしまいました。今この瞬間で言えば、福地誠先生より150ほどレーティングが上です。さあ、一体いつまで持つでしょうか。ちなみに私の天鳳での打荘数は1000未満なので、現在の成績はあまり当てになりません。



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