ここ数ヶ月、忙しくて打荘数がめっきり減ってしまっていますが、それでもとにかく有名人や強者とよく当たる当たる…。最近東風戦をよく打っているという福地誠先生とはいまだに対戦できていませんが、対連盟との対局で活躍したあの人とも対戦しましたし、先日は「あるプロ」と当たりました。
ちなみに…。福地先生は、天鳳の対局は公開されているものなので匿名にする必要なしとの考えをブログで表明されていますが、私は自分が匿名なので他人も匿名とします。九段に昇段したら名前を公開しようと考えていますが、さてそんな日はやってくるのでしょうか(T_T)
その「あるプロ」が下家にいます。フリテンの形テンで頑張っている東1局の私の手牌。前巡にを切らなかったのはもちろんション牌だったためです。さあここでは何を切りますか?
私の判断では上家はオリ、下家のプロと対面はテンパイ、対面は手出しのの周辺待ちと予想しました。プロの待ちは絞れないものの、は安全ではないとはいえ通りやすいと思って押したのですが、これがプロに7,700点の放銃となってしまいました。2巡目の切りは、の形から切られたものでした。赤あり麻雀ではよくある筋ではありますが、うまく刺さってしまいました。
お次は東4局の以下の手牌。清一色の1シャンテンで仕掛けているところ、下家のプロからリーチがかかりました。上家は345の三色の1シャンテンではありますが、リーチにも私にも強いを強打してきました。これは鳴きますか?
当然チーして私もを勝負! 上家はなぜか次巡もを切ってくれてもう一度チーし、下家のプロが当たり牌のを即つかんで私に8,000点の放銃となりました。私はドラのもさっさと切っているし、上家の八段の方は私の手を清一色ではなくチャンタ系だと判断したのでしょうか。ともあれ、この時点で私が微差ながらトップに浮上しました。
続く南1局もプロから5,200点を直撃して得意満面の私でしたが、世の中そう甘くはありませんでした。南3局でプロが親満をツモアガると、1本場で私がプロに2,900(+300)点を放銃、迎えた2本場で以下の手牌となりました。さて何を切りますか?
何を切りますかって…。そりゃしかないでしょう。しかし実戦ではこので、ダマでテンパイしていたプロに2,900(+600)点を放銃、トップどころか2着すら怪しくなってきました。
3本場ではラス目の上家の八段に満貫をツモられてとうとうラス転落、オーラスでは私がラス脱出のリーチをかけますが無念の流局。ラスのまま対局終了してしまいました。終わってみればプロの方に振り回されたという感想ですが、面白い一打があったので紹介します。先ほど書いた親満をアガった南3局の以下の手牌です。皆様は何を切りますか?
私なら絶対を切りますし、場況なしの平面麻雀なら間違いなくそれが正解です。しかしプロはをツモ切りしました。これでドラをアタマにする道が残るとはいえ、ピンフとイーペーコーが消え、テンパイ確率でもアタマを流動的にできる切りより10牌も劣ります。
ならば場況にヒントがあるのか…と眺めてみても、むしろ夢を叶えるドラが1枚切れてしまっていますし、ますます分かりません。もちろん対面の仕掛けに対して守る局面でもありません。ところが実戦ではピンズのノベタンリーチで、高めのドラをツモって親満なのでした。なぜこんなアガリができたのか、直接お聞きしてみたいものです…。