「わしは天鳳八段じゃあ!」とイキったところで、上には上がいるというもの。八段くらいでは何の自慢にもならないということを、私の恥ずかしい実戦譜からお見せしましょう。まずは以下の手牌、他家の捨て牌を抜きにして、皆様は何を切りますか?
ドラがでなければ迷わずに手をかけるところ。実戦ではツモ切りですが、少なくとも場況関係なしの平面麻雀においては完全な誤打で、場況を踏まえても疑問の一打である可能性が高そうです。
正解は落としです。ひとまずドラの受け入れを確保。そして、ドラ表示牌を合わせてすでに2枚見えのは、確率的においしくないためです。切りは5種17牌、切りは4種15牌待ちの1シャンテン。実は受け入れの差は2牌しかありません。赤を重ねてアタマを入れ替えることまで考慮すれば、ではなく打が場況なしにおいては最善手ということになりそうです。
もっとも、私としてはタンヤオを捨ててでもをフィニッシュにするつもりでの切りです。リーチをかけた場合の出やすさなどをすべて踏まえた上での正解は不明ですが、やっぱり切りかなと考えています。
お次は以下の手牌。さて何を切りますか?
いや、言うまでもなく切りのリーチ以外あり得ないのですが…。「きっとワンズは高い」と山読みをしていた実戦の私は、手が勝手にを切ってしまったのです(ダマテン)。ちなみにこの時点で山には2枚ずつ計4枚、一方のは1枚ずつ計2枚。やっぱりセオリー通りのリャンメンリーチが正解でした。
ところが、実戦ではこの後が続々と3枚も他家に流れ、がポロリとこぼれてロン。結果オーライの8,000点をゲットしてトップに浮上しました。
誤打というよりはクリックミスなのですが、こういうこともあるものなんですね。九段にはまだまだ遠いのですが(泣)