2020年6月16日の天鳳日記
<考えることは良いことだ>

 先日発売された多井隆晴プロの必勝! 麻雀実戦対局問題集」という良著には「ノータイム放銃はお金を生まない」というコラムが掲載されています。全面的に賛成できる素晴らしい内容でした。興味のある方はぜひ、この本を購入してご覧ください。

 私はネット将棋も指すのですが、ノータイムでビッシビシ指してくる人の多いこと多いこと。そして、そういう人に限って弱いのです。成績を見てみると、13000勝17000敗とか。3万局も指しているのに、安西先生に「まるで成長していない・・・」と言われそうな弱さなのです。ろくに考えもせず適当に指して、対局後に反省をしなくては強くなるはずがありません。

 もちろん麻雀でも同じ。苦しい場面でこそきちんと考える、そして理由のある打牌をすること。その結果放銃したとしても、きっと次につながることでしょう。

 さて、それを踏まえて以下の手では何を切るべきでしょうか? 開局早々、東1局の親番です。


 実戦での私はノータイムで切り! これが満貫の放銃となり、この半荘をラスで終えることになってしまいました。このノータイム放銃こそ、多井プロが戒めている打牌そのものでしょう。


 親とはいえまだ東1局。2軒リーチに対して1シャンテンで向かっていくのは、ほとんどの場合間違いです。この場合自分の手が良いので、カン待ちの可能性が否定できないとはいえくらいなら押す手もありますが、テンパイでもないのに切りはありません。

 麻雀はやみくもに数多く打っても強くなれません。勝負どころの場面ではきちんと考える、理由のある打牌をする、対局後にきちんと反省する。これが強くなるコツです。ええ、もちろん自分自身に対して言っているのですが(泣)



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