2023年2月12日の天鳳日記
<好調>

 東1局から対面が猛連チャン中。3本場、私は6巡目にテンパイしましたが、さてどうしますか?


 3人とも遅そうなので、足止めリーチをかければ全員引いてくれそうではあります。しかしこの手は三色や引きの3メンチャンなど、まだ変化があります。天鳳位様の中には即リーチをかける人もいそうですが、私はツモ切りでテンパイに取りませんでした。実戦では次巡ドラを引いてきました。


 これも期待した変化のひとつで、切り。次になどを引く変化が楽しみです。しかし実戦では次巡をツモって三色のテンパイになったのでドラを切って即リーチ、16巡目にツモアガりました。

 東2局、トップ目の対面が快調に仕掛ける中で、上家から出たをチーしますか?


 三色にならないほうではありますが、ここは対面にスピードを合わせるためにもチーの一手ですね。メンゼンでは間に合わないというスピード感覚が必要です…と偉そうに書きながら、私も不調の時はこういうのが鳴けないんですよね。実戦ではを引いて3,900点にグレードアップし、トップ目の対面から直撃しました。

 さてトップ目の対面さんの手牌に切り替え、以下の手牌では何を切るべきでしょうか? 上家は今をチーしたところです。


 下家は明らかにソウズの一色手、そして上家は最終手出しがなので、タンヤオでない可能性があります。自分はチートイツの1シャンテンですが、ここは全員に通りそうなあたりを切って撤退すべきところでしょう。しかし実戦では切り! 私も思わず「え?」と声を出してしまいましたが…。


 というわけで、3,900点の放銃になってしまいました。仮に放銃でなくても下家に鳴かれていた可能性があり、これは押しすぎじゃないかなぁと私は思いますね。

 東4局に私が倍満をツモって、一時は3万点以上の点差があったのにトップを逆転しました。さて南3局、2人リーチがかかっていますが、上家はリーチ棒を出してちょうど0点。ツモのみでもトビでゲーム終了という状況で、私もチートイツをテンパイしました。ここはどうしますか?


 数秒ほど考えましたが、対面がツモればほぼ私が2着に転落して対局終了になります。それを指をくわえて見守る手はありません。実戦ではを切って即リーチと行ったのですが…。


 一発で対面からが出て親満。対面も待ちが悪いとはいえ、さすがにこれはラッキーですわ。

 逆に3万点差をつけて迎えた南3局1本場、また対面さんの手牌に切り替えます。下家がチーで手出しの後、次巡も手出しで切り。以下の手牌でどうしますか?


 私は実戦で下家の手は50%くらいの確率で待ちだろうと思っていたので、私がこの手であれば絶対に切りません。タンヤオが濃厚の下家はをトイツで落としたように見せかけていますが、単純なトイツ落としならもっと外側の安全度の高い牌を切るはず。トイツの片方がドラがらみなら話は別ですが、残っているのはくらいしかなく、チーとの関連性がおかしいので、おそらくはカラ切り(※)だろうと見ていました。

※カラ切り=ツモ切りできるのにわざとせず、手の内から同じ牌を切ること。上級者向けのテクニックですが、かえって相手に読む材料を与えることにもなりかねません。

 読みを言語化すれば上記のようになりますが、正直なところ感覚的に待ちじゃないかな〜と思っていたのです。だから対面が切ったときは「あ、切ったよ」と思わず口に出してしまいました。


 とはいえAriaさんの点数状況から考えれば、高くても3,900点止まりと思われる下家相手にオリる必要はないので、この放銃は間違いとは言えません。

 ということで、この半荘は私が3万点差をひっくり返しての逆転トップとなったわけですが、牌譜を振り返ってみると私の読みがけっこう当たっており、好調を感じさせました。ちなみに1か月ほど前は3連続ラスを引くなどさんざんな麻雀だったので、Maru-Janに調整に行く(失礼)など試行錯誤をしていたのです。



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