2023年3月4日の天鳳日記
<オーラスの打ち方>

 オーラス、私は3着目につけています。2巡目の手牌ですが、何を切りますか?


 ラス目の上家に満貫をアガられたらひっくり返るので、可能なら自分でアガりたいところですが、こんな手牌で前に出てもロクなことがありません。ここは専守防衛モードしかありませんが、下家の親は安くてもさっさとアガればトップ確定なので、アシストするのが良いでしょう。そして上家は混一色などの変則手模様であることが分かります。

 したがって上家が必要としているかもしれない字牌はガチガチに絞り、中張牌(2〜8の数牌)を鳴かせるのが良さそう。のドラそばの美味しいところはもう少し温存しようと考え、実戦では切り。この後も中張牌をバシバシ連打しますがなかなか鳴かれず、10巡目にようやく鳴いてくれて親がタンヤオのみの1,500点でフィニッシュ。3着でこの半荘を終えることに成功しました。

 続いて、私がトップ目で迎えたオーラス。ここでは何を切りますか?


 私はとっくに自分のアガリをあきらめているので、守りだけを考える場面。ドラを切ってきた対面にはテンパイが入っているかもしれません。上家は1,000点でも頭ハネでラス脱出できますが、捨て牌は明らかにピンズの一色手。

 実戦ではを切りましたが、これはA級ミスってやつです。「はリーチに備えて温存する、ピンズは切れない、いずれは切るが、あとで手詰まりにならないよう、先にを切ってしまえ」という酷い思考だったのですが・・・。


 下家のテンパイ気配を読めてなかったですし、上家の手を過大評価しすぎていたというダブルの読み違いです。は3人に通ってないので、結局のところここではくらいしか切れる牌がなかったのです。

 上家が仮にピンズの一色手だったとしても、満貫放銃なら私のトップはキープできます。を持ってますしファン牌はほとんど枯れているので、トイトイでも絡まない限りハネ満の確率は低いということをもっと認識すべきでした。それでも、2着への転落で済んだのは不幸中の幸いだったのかもしれません。

 お次は私が断トツで迎えたオーラス。以下の手牌で何を切りますか? テンパイにとる場合はリーチをかけますか?


 ラス目の親は絶対にオリてくれないでしょう。私がリーチをかければ、ポンで仕掛けている2着目の上家はすぐに降参する可能性が高そうで、親と1対1の一騎打ちになってしまいそうです。このままダマテンにしても上家がアガってくれるかもしれないので、別に私が無理をする必要はありません。

 ・・・というのは、もう少し点差が小さい時の話。上家の手が早いとは限りませんし(早そうですけど)、親ッパネを直撃されてもトップが安泰なのですから、ここは強く即リーチに出て終わらせに行くべきです。実戦でもリーチをかけて、親から追っかけリーチを受けてめくり合いになりましたが、私が1000・2000をツモってトップのまま対局終了となりました。めでたしめでたし。

 それは良いのですが、その前の打ち方が弱気すぎたことを反省しています。のトイツを残したのは将来の安全を考えてのことですが、別に親の現物でもありませんので、を切らずに食いタンの道も残しておくべきでした。親の安全牌を残すのは悪いことではないのですが、それは親の現物とか2枚切れ以上の字牌を引いてからでも遅くはありません。

 最後に以下の手牌。私は3着目の親で、対面からリーチを受けたところ。ラス目はやることなすことうまくいかなかったためか、回線切断で逃げてしまったようです。ここは何を切りますか?


 一応問題形式にしましたが、鳳凰卓ならこれを間違える人は少ないと思います。ラス目に振り込む心配がなく、リーチ一発目とはいえ、倍満までなら放銃しても3着キープなら怖いものはありません。愚形ですけど、ここはをツモ切りで押す一手ですね。

 しかし私は実戦で反射的にに手をかけてしまい、下家に1,000点の放銃、3着のまま対局終了となりました。はい、これは誤打です。やるべきことをやらない人は、不ヅキを嘆く資格もありません。

 比較的自由に打てる東場とは違い、オーラスの対応力は成績に直結します。鳳凰卓の人間でもミスだらけということで、皆様は私を反面教師にして頑張ってください、ハイ・・・。



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